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総務省、KDDIへの行政指導に関する報告を公表 |
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総務省は29日、KDDIの電気通信サービスにおける事故防止の徹底に係る行政指導に関して、事故再発防止策の報告を受け、その概要を公表した。 今回の問題は、KDDIが提供する「au one net」、第3世代携帯電話メールならびに「EZweb」において、2008年7月以降、4件の事後が明らかになったことを受け、総務省がKDDIに詳細な原因および再発防止策を報告するよう指導していた。 報告によれば、2月29日発生の「他者のメールが閲覧可能になった事故」については、原因は「Webメールサーバー用アプリケーションに対する不適切なパラメータの設定」にあるとし、再発防止策として「過負荷試験等の実施による試験体制の強化」「新たな機能を追加する際に、開発ベンダーが利用製品供給元へ事前確認するルールを徹底」「同様事象の自動検知機能の追加」を完了している。 7月2日発生の「設定条件に合致しない着信拒否・転送が行われた事故」については、原因は「メールフィルタリングソフト内の文字変換ソフトの不具合」にあるとし、再発防止策として「機種依存文字等に関する試験項目の追加」「KDDI、SIベンダーおよび開発ベンダー間の内部ソフト変更時の連絡基準の作成」を完了している。 8月2日発生の「Web閲覧、電子メール等が利用できなくなった事故」については、原因は「パケット通信設備（サーバー）の不具合」にあるとし、再発防止策として「故障検知機能の強化」「外部試験装置からのサービス状態監視の強化」を完了している。 8月24日発生の「Web閲覧が利用できなくなった事故」については、原因は「Web閲覧設備のデータベースサーバーの不具合」にあるとし、再発防止策として「採用製品組合せにおける適応バージョンの事前確認の徹底」を完了。また、「データベースサーバー系切替試験項目基準の見直し」「故障パターン別手動系切替手順の確立」については準備中としている。 電気通信サービス全体について、事故防止のための今後の取り組みについては、「品質改善活動に関する組織・体制の強化」を完了しているほか、「サーバー品質の強化」を準備している段階だという。 関連情報 ■URL ニュースリリース http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080929_6.html ■関連記事 ・ 総務省、通信障害などが4件続いたKDDIに再発防止策を求める（2008/08/28）
（ 野津 誠 ）
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