米Yahoo!は8日、Yahoo! Calendarの新ベータ版を米国、ブラジル、インド、台湾、英国の5カ国で公開した。新ベータ版には、Yahoo!が買収したオープンソースコラボレーションソフトウェア「Zimbra」の技術が応用されており、WebカレンダーにAjax技術がふんだんに用いられている。
新ベータ版では、カレンダー画面でのズームインやズームアウトができるようになり、特定の日付を探し出す作業が直感的になるなど、ユーザーインターフェイスが大きく改良された。予定を他の日にずらしたりする場合にも、予定をドラッグ&ドロップするだけで簡単にできるようになった。
また、Webカレンダーのオープンソース標準規格であるiCalやCalDAVにも対応。MicrosoftやApple、Google、Mozilla、AOLなど他のカレンダーサービスのデータを共有することができる。特定の人と予定を共有したり、メールやIM、SMSによるリマインダーの設定や、ToDoリストでタスクの管理も行える。
さらに、写真共有サービスFlickrサービスレイヤーが利用できるようになった。これは、Flickrで公開されているクリエイティブコモンズライセンスの写真を、Yahoo! Calendarの背後に日付ごとに表示させられるもので、壁掛けカレンダーのような見かけのよさを演出することができる。
Yahoo! Calendarの新ベータ版は、今年中に世界の他の地域でも公開される予定。また、その際にはイベント共有サイトの「Upcoming.org」など、他のYahoo!のサービスとも連携を進めるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://yhoo.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=339085
Yahoo! Calendar新ベータ版の紹介(英文)
http://switch.calendar.yahoo.com/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/09 11:42
- ページの先頭へ-
|