Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

マルウェアが年間100万種ペースで発生、G DATAが報告


 G DATA Softwareは9日、9月におけるマルウェアの発生状況を取りまとめた。それによれば9万8697種のマルウェアが確認され、年間では合計100万種に達する可能性があるという。2008年1月から9月までは、合計約62万6000種のマルウェアが確認されている。

 9月に最も多く確認されたマルウェアは、バックドア型の「Hupigon」で全体の11.6%を占めた。2位は、オンラインゲームのログイン情報をキーロガー機能で盗み出す「Onlinegames」(7.8%)。日本や韓国で流行しているゲームが標的になっているとして注意を促している。

 3位の「Monderb」(5.5%)と4位の「Monder」(4.1%)は、感染したシステムのセキュリティ設定を変更するトロイの木馬。5位の「Virtumonde」(3.3%)は、マルウェアに感染したような画面を表示させて偽ウイルス対策ソフトの購入を促すが、現在は英語が中心だという。

 なお、9月に確認されたマルウェアのカテゴリで最も多かったのは、バックドアで26.0%。以下は、トロイの木馬が24.6%、ダウンローダーが17.4%、スパイウェアが16.5%と続いた。2007年9月の集計と比べると、トロイの木馬の比率が14.3ポイント上昇していた。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://gdata.co.jp/press/archives/2008/10/9.htm

関連記事
新種のマルウェア登場速度がさらに加速、G DATAレポート(2008/07/29)


( 増田 覚 )
2008/10/09 18:23

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.