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Eee Boxのウイルスは工場で混入、対策ソフトで検知できず


 ASUSTeK Computerは14日、ミニデスクトップPC「Eee Box」(Eee Box B202およびEee Box B202+液晶ディスプレイセット)のDドライブがウイルスに感染していた件で、ウイルス混入の経緯を明らかにした。工場での生産時に混入したが、ウイルス対策ソフトでは検知できなかったという。

 同社によれば、Eee Box本体に使用する日本向けシステムデータの作成段階で、「ハードウェアをチェックするためのテストデータ」にウイルスが混入。作成していた8月中旬にウイルスチェックを実施したが、当時の定義ファイルでは検出できなかったという。再発防止策としては、製造工程から出荷までの複数の段階で、複数のウイルス対策ソフトで検査する対策を実施済みとしている。

 Eee Boxは10月2日に発売され、これまでに約4500台を出荷。3日には店頭販売を中止したが、すでに300台が販売済みだという。購入者に対しては、ASUSサポートセンターで無償の回収・交換に対応し、10月14日より順次発送する。店頭販売は、11月上旬から再開する予定。


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URL
  ニュースリリース
  http://eeepc.asus.com/jp/news_popup3.htm

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( 増田 覚 )
2008/10/14 18:22

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