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ロシア語版Firefox、デフォルトサーチエンジン変更を検討

GoogleからYandexへ

 MozillaのHarvey Anderson法務担当副社長は15日、ロシアにおいてGoogleをデフォルトサーチエンジンから外し、人気サーチエンジン「Yandex」をデフォルトサーチエンジンにすることを検討していると、公式ブログで明らかにした。

 Yandexは、ロシアで使用されるキリル文字に注力し、ロシア語のコンテンツで最適の検索結果を表示できるため、ロシアではサーチエンジンシェアの55%を確保し、Googleを大きく引き離している。そのため、Mozillaのローカライズ担当者からは、Yandexをデフォルトサーチプロバイダーに設定することを求める意見も提出されていた。

 6月には、Yandex自身で同社用にカスタマイズされたFirefox独自バージョンを配布し始めた。このバージョンの利用者は現在30万人を超え、ロシア語版Firefoxユーザーの約3分の1を占めるまでになったという。

 こうしたことから、他のサーチエンジンへの選択肢を備えた上で、ロシア語版FirefoxでYandexをデフォルトサーチエンジンにすることを検討していることを明らかにし、ユーザーコミュニティからのフィードバックを求めている。


関連情報

URL
  Harvey Anderson法務担当副社長公式ブログの該当記事(英文)
  http://lockshot.wordpress.com/2008/10/15/exploring-partnership-with-yandex/


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/16 13:04

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