総務省は17日、NHKが12月1日に開始を予定しているVODサービス「NHKオンデマンド」の認可申請に対して、総務省の考え方をまとめ、一般からの意見募集を開始した。
NHKオンデマンドは、NHKの受信料とは別の有料サービスとして、NHKが放送した番組をインターネット経由でPCやテレビ向けに配信するサービス。2007年12月に実施された放送法の改正によりサービスが可能となった。NHKでは、2008年12月1日のサービス開始に向けて、総務省に対して業務実施の基準について認可申請を行っていた。
総務省では認可申請について、申請された実施基準は必要かつ適切な内容であるとした上で、通常のWebサイトなどの無料業務についても実施規模の拡大を求めていることに対しては、実施経費の内訳について毎年その実績額を公表することを求めている。また、利用者や外部事業者からの意見や苦情を踏まえ、実施基準を適時、適切に見直すことも条件として付した上で、申請は認可することが適当であるとしている。
総務省では、この考え方についての一般からの意見募集を10月31日まで実施。提出された意見を踏まえて検討を行い、11月12日に開催予定の電波監理審議会に諮問するとしている。
関連情報
■URL
NHKオンデマンド
http://www.nhk.or.jp/nhk-ondemand/
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・ 「NHKオンデマンド」12月開始、放送番組をネットで配信(2008/04/03)
( 三柳英樹 )
2008/10/17 20:52
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