米Ask.comのフィードリーダーサービス「Bloglines」は20日、長期間にわたって続いていた障害を、先週末にかけて修復したと発表した。Bloglinesでは、一部のフィードの新着が読み込めない状態が続き、多くのユーザーから苦情の声が上がっていた。
この声に拍車をかけたのが、Bloglinesの創業者で現在は同社を離れているMark Fletcher氏だ。同氏はTwitterへの投稿の中で、「Bloglines、頼むからおしゃべりをやめてくれ。もう数週間にもなるのだよ。Google Readerには移りたくないよ。(ため息)」という投稿をしたのだ。
この後、20日になってBloglinesは問題を認め、週末にかけて問題を解決したことを発表した。すべてのフィードが通常通りアップデートされるはずだとし、迷惑をかけたことを謝罪している。
Bloglinesは一時期、フィードリーダーサービスでシェア1位だったが、最近ではGoogle Readerにその座を奪われている。Bloglinesベータ版が正式版に昇格しないことへの不満もある。今回の障害がきっかけとなり、Google Readerへの移行をブログで表明しているユーザーもいるが、大手フィードリーダーサービスの1つの勢力が弱まり、Google Readerの寡占化に繋がる危険性を指摘する声もある。
関連情報
■URL
Bloglinesによる発表文(英文)
http://www.bloglines.com/about/news#168
Mark Fletcher氏のTwitterへの投稿(英文)
http://twitter.com/wingedpig/statuses/964631828
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・ 「Bloglines Beta」がさらに改良され高速化、戻るボタンにも対応(2007/11/12)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/21 11:52
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