Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

偽Flash Playerが独Googleでトップ表示、広告枠の悪用で


 G DATA Softwareは22日、Adobe SystemsのWebブラウザ用プラグイン「Flash Player」をドイツ語版Googleで検索すると、広告枠の最上位に偽Flash Playerのサイトへのリンクが表示されていたと発表した。現時点で日本語版Googleでは表示されないが、類似した動きが見られる可能性もあるとして、注意を呼びかけている。

 ドイツ語版Googleの広告枠に表示されていたのは、「Flash Player 10」のダウンロードサイトをかたるサイトのリンク。ドイツでは、18日未明から断続的に掲載されていたという。URLは「 www.flash-player-10.com 」となっており、クリックすると最新版のFlash Playerがダウンロードできるような画面が表示される。

 さらに、このページにあるインストールボタンをクリックすると、「flash10_setup.exe」という実行ファイルがダウンロードされる。しかし、これは「Win:32Agent」系統のマルウェアで、実行するとユーザーの個人情報が盗まれる可能性があるという。

 G DATA Softwareでは、サイバー犯罪者はGoogleの広告枠を悪用してウイルスを拡散していると指摘。日本では10月15日にFlash Player 10が公開されたが、「ドイツの事例がいつ日本でも登場するか予断を許さない」としており、Adobeの公式サイトからダウンロードするよう注意を促している。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://gdata.co.jp/press/archives/2008/10/flashplayer.htm

関連記事
「Flash Player 10」正式版公開、レンダリングエンジンを強化(2008/10/15)
YouTube装い偽Flash Player導入させるスパム、Trend Microが報告(2008/07/22)


( 増田 覚 )
2008/10/22 12:37

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.