米アップルは、2008年9月期の第4四半期(2008年7月~9月)の業績を発表した。世界全体のiPhoneの出荷数が公表され、7月~9月に689万2000台が販売されたことが明らかになった。
7月11日に国内販売が開始された「iPhone 3G」。2008年7月~9月のiPhoneの販売数は、前年同四半期の111万9000台から大きく販売数を伸ばし、約690万台となった。アップルでは、“初代”iPhoneが発売から5四半期で約610万台を出荷したのに対し、iPhone 3Gは7月~9月の3カ月間でその販売数を超えたとしている。
なお、2007年6月発売の“初代”iPhoneは、2007年第4四半期(2007年7月~9月)の時点では米国のみで販売されていた。これに対しiPhone 3Gは、7月11日の販売当初から日本を含む世界各国で展開されている。
日本国内でiPhone 3Gを提供しているソフトバンクモバイルは、これまでiPhone 3Gの販売数を公表していない。今回も同社広報部は、「個別の国のデータはアップルも発表しておらず、これまで通り答えられない」とコメントしている。
このほか、7月~9月には、アップル製のパソコンが前年同期比21%増の261万1000台、音楽プレーヤー「iPod」が前年同期比8%増の1105万2000台販売された。米アップルCEOのSteeve Jobs氏は、(BlackBerryの)RIM社より電話を売ったとiPhoneの好調をアピール。今期はアップルの歴史の中で最も良い四半期の1つだとコメントしている。
2008年第4四半期の売上げは78億9500万ドル。このうち売上原価は51億5600万ドルで、粗利は27億3900万ドル。純利益は前年同期の9億400万ドルを上回る、11億3600万ドルとなった。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.apple.com/pr/library/2008/10/21results.html
( 津田啓夢 )
2008/10/22 20:17
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