グーグルは23日、Webサイトへのアクセスを解析するツール「Google Analytics」において、検索連動広告「Google AdSense」のレポートデータを参照できる機能を追加した。同機能は、段階的に提供される。
AdSenseとAnalyticsのアカウントを連携させ、AdSenseを掲載するサイトで発生した利益や広告の表示回数などのデータと、Analyticsのサイト解析データを関連付けたレポートを参照できるようにした。この連携により、AdSenseの収益を向上させるためのサイト最適化が行いやすくなるという。
ユーザーはAdSenseのアカウントにログイン後、「サマリー」または「詳細レポート」のページで、「AdSense アカウントを Google Analytics と統合することができます」というリンクが追加されていれば、AdSenseとAnalyticsのアカウントを連携できる。
Analytics自体もバージョンアップし、さまざまな条件でデータをフィルタリングできる「アドバンストセグメント」機能や、任意のレポートを組み合わせてクロス集計したデータを確認できる「カスタムレポート」機能などが追加された。
アドバンストセグメント機能では、レポートに「有料のトラフィック」や「コンバージョンしたセッション」などのデフォルトのセグメントを適用できる。セグメント作成ツールを使ってオリジナルのセグメントも追加することが可能だ。
カスタムレポート機能では、既存のレポートをドラッグ&ドロップで組み合せて、その結果を任意の指標で確認できる。作成したレポートは、指標を組み合わせるごとに絞り込めるため、複数条件でデータをクロス集計することが可能だ。
このほかAPIを公開し、Analyticsのレポート用のデータを使ったプログラムやアプリケーションを作成できるようにした。
関連情報
■URL
AdSense日本版公式ブログ
http://adsense-ja.blogspot.com/2008/10/analytics-adsense.html
Analytics日本版公式ブログ
http://analytics-ja.blogspot.com/2008/10/new-features-added-to-google-analytics.html
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・ アクセス解析サービス「Google Analytics」の新機能が発表(2007/10/17)
( 増田 覚 )
2008/10/23 13:09
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