NTT東日本およびNTT西日本は27日、専用サービスと電話サービスで提供している「異経路サービス」について、法人顧客の一部に料金の誤請求が発生していたことを公表した。
異経路サービスとは、災害時などにおける重要回線の通信の確保および信頼性の向上を目的として、顧客事業所から最寄りのNTTビルまでの通常の経路とは別に、隣接するNTTビルまでの経路で通信サービスを提供するもの。
NTT東西によれば、異経路サービスの利用中に、顧客からの回線の変更申し込みがあった際に、一部で事務処理誤りによる過大請求(請求の停止漏れ)および過小請求(請求漏れ)が発生していたという。
誤請求の内容は、過大請求はNTT東日本が12件・総額約1億4400万円、NTT西日本が6件・総額約1億3500万円。過小請求はNTT東日本が23件・総額約7億700万円、NTT西日本が8件・総額約1億9000万円。対象期間は顧客により異なるが、NTT東日本では1996年8月から、NTT西日本では1987年12月から誤請求が発生し、2008年10月まで続いた。
NTT東西では、対象顧客に個別に連絡しており、過大請求については本来請求すべき金額との差額に利息などを加えて返還すると説明。また、過小請求については、適正な請求への理解を求めていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/release/0810/081027a.html
ニュースリリース(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/news/0810/081027a.html
( 三柳英樹 )
2008/10/27 19:38
- ページの先頭へ-
|