ネット動画は若い男性が見るものと考えられてきたが、女性や高齢者層による視聴傾向が広がっていることがわかった。米調査会社のIpsos MediaCTが米国で行った調査の結果によるものだ。
調査は、12歳以上の消費者に対して電話により行われた。2007年12月と2008年6月の調査を比較した結果、女性のネット動画視聴割合は45%から54%へと増加した。男性の視聴者割合は58%だったため、男女で同程度になりつつある傾向が見てとれる。
また、高齢者層でも増加が見られた。35~54歳の年齢層では、49%から60%へ、55歳以上で32%から38%へと増加している。
調査を担当したIpsos MediaCTディレクターのAdam Wright氏は「このことがビデオエンターテインメント業界に示唆することは、メディアとしてのネット動画が、レイターステージアダプター層に踏み込みつつあるように見えることだ。このようなことは多分、ほんの1年前でも口にしづらかったようなことだろう」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.ipsos-na.com/news/pressrelease.cfm?id=4132
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・ 映像の視聴時間に占めるネット動画の割合は若年層ほど高い、gooリサーチ(2007/07/20)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/10/28 12:40
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