ICANN、犯罪者が多用していたドメイン名登録業者の認定を取り消し

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ICANN、犯罪者が多用していたドメイン名登録業者の認定を取り消し

　ICANNは28日、ドメイン名登録事業者EstDomainsの認定を取り消すと発表した。認定取り消しの理由については、EstDomainsの社長がエストニアにおいて、クレジットカード詐欺、マネーロンダリング、文書偽造の罪で有罪となったこととしており、11月12日に取り消しを行うとしている。

　F-Secureでは、EstDomainsは数多くのオンライン犯罪者が利用していたドメイン名登録事業者であり、今回のICANNの措置を歓迎するとコメント。EstDomainsでは現在28万以上のドメイン名を管理しており、その大部分は悪質サイトに用いられていると指摘している。

　F-Secureでは、2005年にはWMFファイルの脆弱性を悪用したマルウェア配布サイトのドメイン名がEstDomainsで登録されていたことが確認されており、以来マルウェア配布サイトやボットネットのコントロールサーバー、偽セキュリティソフトなど、数多くの悪質サイトがEstDomainsを利用してきたとしている。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://www.icann.org/en/announcements/announcement-2-29oct08-en.htm
　 F-Secure公式ブログの該当記事（英文）
　 http://www.f-secure.com/weblog/archives/00001522.html

（三柳英樹）
2008/10/30 15:46

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