JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4日、TCP 445番ポートへのスキャンが増加しているとして注意喚起を行った。原因は特定できていないが、WindowsのServerサービスの脆弱性(MS08-067)を悪用するワームが感染を試みている可能性があるという。
JPCERT/CCのインターネット定点観測システム(ISDAS)において、10月30日の深夜からスキャンの増加を確認しており、主に日本国内と中国からだとしている。
JPCERT/CCでは、同ポートを使用するサービスを利用している場合は対策を検討するよう呼び掛けている。具体的には、1)Windows製品を利用している場合はMS08-067のセキュリティ更新プログラムを適用すること、2)ウイルスに感染した場合の二次被害を防ぐために、内部から外部へのTCP 445番ポート宛のパケットを制限すること――の2点を挙げている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.jpcert.or.jp/at/2008/at080019.txt
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( 永沢 茂 )
2008/11/05 14:55
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