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偽セキュリティソフト「Vista Antivirus 2008」の画面(マイクロソフトの資料より)
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マイクロソフトは11日、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」(MSRT)の最新版を公開した。最新版では、トロイの木馬「Gimmiv」と、偽セキュリティソフトの「FakeSecSen」の駆除に対応。偽セキュリティソフトへの対応は今回が初となる。
マイクロソフトでは、毎月の月例パッチの公開に合わせて、ウイルスやトロイの木馬などを駆除するMSRTの更新を行っている。今回の更新では、新たに偽セキュリティソフト「FakeSecSen」の駆除に対応。FakeSecSenは、「Vista Antivirus 2008」などの名称で、Windows Vistaの正規の機能を装ってウイルス感染の警告画面を表示し、ウイルスを削除していると見せかけて逆にウイルスに感染させようとするソフトウェアだという。
マイクロソフトセキュリティレスポンスチームの小野寺匠氏によれば、偽セキュリティソフトへの対応はMSRTでは初の取り組みで、被害の大きさなどから「Vista Antivirus 2008」への対応が行われたという。
関連情報
■URL
悪意のあるソフトウェアの削除ツール
http://www.microsoft.com/japan/security/malwareremove/default.mspx
FakeSecSenに関する情報(英文)
http://www.microsoft.com/security/portal/Entry.aspx?name=Win32%2fFakeSecSen
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( 三柳英樹 )
2008/11/12 18:18
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