三菱電機100%子会社のアイプラネット内に設立されたWEBマーケティング研究会は11日、PC向けブログを運営するブロガーを対象としたブロガー実態調査の結果を発表した。
調査期間は8月26日から8月27日の2日間で、マクロミルを利用したインターネットでのパネル調査を実施。調査対象はマクロミルに登録している全国20~65歳の男女のうち、PC向けブログを月1回以上更新しているユーザーで、広告代理店や調査会社勤務者は対象外。割付は世代別に20代100人、30代150人、40代150人、50~65歳100人で男女比は半々としたが、回答数にはばらつきがあり、有効回答数は520人となっている。
50の設問のうち、同研究会がブロガーのタイプ分類要素となり得るとして分析を行ったのがブログの更新頻度とブログ運営によって得られる収入。更新頻度は週1回を「高頻度」、月1回以上を「低頻度」とし、収入は月額1000円以上を「高収入」、1000円未満を「収入あり」、収入無しの3種類で分類。2項目を掛け合わせた結果、低頻度で高収入の回答者が存在せず、分類結果は5種類となった。
最も多かったのは週1回以上の更新で収入無しというブロガーで、回答者数は233人で全体の45%を占める。収入があると答えたブロガーは35%の183人で、このうち全体の10%に相当する50人が1000円以上の収入を得ている。低頻度で高収入との回答者が存在しないため、1000円以上の収入を得たブロガーは週1回以上の更新を必ず行っていることになる。
最も多い高頻度更新で収入無しと答えたブロガーは、副収入に興味が無くアフィリエイトを設置していないブロガーと、アフィリエイトを設置しているが収入が無いブロガーの2種類が存在。更新頻度は高いが、ページビューは1日あたり50PV未満が60%を占めているという。
ブログの開設目的では、週1回以上更新で収入1000円以上のブロガーは「アフィリエイトによる副収入」が70%と最も高く、実際の広告設置率もアフィリエイト広告が86%、テキスト広告が42%と、全体のアフィリエイト設置率37%、テキスト広告設置率14%と比べて高い結果となった。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.webdbm.jp/2008/11/post-a596.html
■関連記事
・ Web広告研究会「消費者メディア調査」、2人に1人がブログを利用(2005/11/28)
( 甲斐祐樹 )
2008/11/12 18:42
- ページの先頭へ-
|