AVG Technologies社製のウイルス対策ソフト「AVG」をWindows XPで使用していたユーザーの一部で、ウイルス定義ファイル更新後、システムファイル「user32.dll」を誤検出し、Windows XPが起動不能になるトラブルが発生していたことがわかった。
AVG日本公式サイトでも11日付でこの問題を公表。さらに12日現在の対応状況として、ウイルス定義ファイルの修正は完了しており、アップデートしても問題は発生しないと13日付で発表した。なお、この問題が報告されているのはオランダ語版、フランス語版、イタリア語版、ポルトガル語版、スペイン語版のみで、日本語版での報告はないという。
公式サイトでは、製品版の「AVG 8.0」「AVG 7.5」、無料版の「AVG 8.0 Free Edition」「AVG 7.5 Free Edition」について、問題が発生した場合の修復手順をそれぞれ説明している。Windows XPのインストールCDから起動後、コマンド入力により、まず「AVG常駐シールド」を無効化、さらにuser32.dllを復元。再起動した後、AVGの最新ファイルをインストールし、常駐シールドを再度有効化するという流れだ。
関連情報
■URL
「user32.dll」の誤検出について
http://www.avgjapan.com/information/info017.html
■関連記事
・ 無料で使えるセキュリティソフト「AVG Anti-Virus Free Edition 8」(2008/04/25)
( 永沢 茂 )
2008/11/13 18:14
- ページの先頭へ-
|