イーバンク銀行は、10日以降に何者かが顧客の口座に不正にログインし、預金を引き出していたことを明らかにした。合計8つの口座で不正ログインがあり、被害総額は140万円に上るという。顧客の被害額については、すべて保険で支払われるとしている。
イーバンク銀行によれば、犯人は顧客の口座に不正ログインして引き出した預金を電子マネーに換金。さらに、電子マネーで購入したオンラインゲームのツールを換金するなどの手口が複数確認されたとしている。同社は現在、複数の事業者と協力し、換金を未然に防ぐ措置を取っているという。
顧客のIDとパスワードが犯人に渡った経路は不明だが、「ECサイトなどから入手した可能性があり、暗証番号はこれらの文字列から推測されたものと思われる」(イーバンク銀行)。顧客に対しては、パスワードや暗証番号などを他のECサイトと同じにしないでほしいと呼びかけている。
不正ログインを確認したイーバンク銀行では、セキュリティ上の措置として12日21時から、一部のIPアドレスに対してログイン制限を実施。同日23時過ぎから順次制限を解除し、13日11時35分に復旧したが、アクセス制限に伴い一部のユーザーがサービスを利用できない状態となっていた。
関連情報
■URL
セキュリティ上の措置として一部ログイン制限を行いました(復旧済)
http://www.ebank.co.jp/kojin/news/important/information_241.html
ログインパスワード、暗証番号等の管理は厳重にお願いします
http://www.ebank.co.jp/kojin/news/important/information_242.html
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( 増田 覚 )
2008/11/14 13:54
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