米Googleは17日、3Dモデルリングソフト「SketchUp 7」を公開した。また、有料版の「SketchUp Pro 7」も発売した。
SketchUpは、マウスドラッグで立体をモデリングできるソフトで、作成した3Dモデルは「Google Earth」に配置して表示できる。今回の「SketchUp 7」では、直感的にモデリングを行うための多数の機能改良が行われたほか、Google Earthなどで使用しやすくするためにコラボレーションや共有機能が強化されている。
使いやすさの点では、同じ平面の上で線が重なる場合に、線の交点で切断されるようになった。このことにより、ナイフで物体を切るかのように物体を扱えるようになっている。また、物体の縮尺をダイナミックに変更できるようになり、スケールの拡大縮小の際に余分な操作が必要ではなくなった。
共有機能では、作成した3Dモデルが公開されている「Google 3D Warehouse」からの検索機能が追加され、ソフトの中から公開されている建物などのデータが検索できるようになった。また、Google Earthの中から、好みの物体をダウンロードし、改良することもできる。
有料版の「SketchUp Pro 7」は495ドルで販売される。無償版に比べ、多数の機能が追加されている。特に、これまでベータ版だった「LayOut2」が正式版となり、作成したモデルを印刷してプレゼンテーションを行うための機能が豊富に用意されている。
「SketchUp 7」をインストールしても、前バージョンの「SketchUp 6」とは共存できる。そのため、Googleでは気軽にインストールして最新版を試すように勧めている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/intl/en/press/annc/20081117_sketchup.html
SketchUp 7、SketchUp Pro 7の新機能一覧(英文)
http://sketchup.google.com/product/newin7.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2008/11/18 11:30
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