米Symantecは24日、個人情報の売買などが行われるオンラインのアンダーグラウンド市場に関する報告書を発表した。市場規模は年間で2億7600万ドル以上になるという。報告書は、他人から盗んだ個人情報や詐欺関連のツールを扱うサイトの販売額をまとめたもの。
アンダーグラウンド市場で最も多く取り扱われていたのはクレジットカード情報で、全体の31%を占めた。カード番号1枚あたりの販売額は0.10ドルから25ドルで、これらのクレジットカードの平均限度額は4000ドルに上るという。
次いで取り扱いが多かったのは、全体の20%を占めた金融口座。1件あたり10ドルから1000ドルで販売され、平均残高は4万ドルだったとしている。
アンダーグラウンド市場のサーバーをホスティングしている地域については、北米が45%で最も多かった。このほか、欧州/中東/アフリカの合計が38%だったほか、アジア太平洋は12%、中南米は5%だった。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.symantec.com/about/news/release/article.jsp?prid=20081123_01
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( 増田 覚 )
2008/11/25 14:14
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