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USBワームが依然流行、被害報告数は4カ月連続の1位に


「WORM_AUTORUN」の注力度と「MAL_OTORUN」報告数の推移(2008年2月〜11月)
 トレンドマイクロは3日、同社に寄せられたウイルス被害報告の件数などをまとめた11月度の「インターネット脅威レポート」を発表した。感染被害報告が最も多かったのは、USBメモリなどで不正プログラムを実行させる恐れのある設定ファイル「MAL_OTORUN」の611件で、8月以来4カ月連続の1位となっている。

 「MAL_OTORUN」は、USBメモリなどのリムーバブルメディア内に、他の不正プログラムを自動実行させる疑いのある「autorun.inf」ファイルを発見した場合の検出名。11月度には、不正プログラム感染被害報告数の11%を「MAL_OTORUN」が占めており、1つのウイルスで占める割合としては2008年で最も大きな割合となっている。

 トレンドマイクロでは、「MAL_OTORUN」流行の要因として、攻撃者によるUSBワームの作成・配布量の増加を挙げている。USBワーム「WORM_AUTORUN」の注力度(ファイル種類数×配布URL数)の推移を見ると、「WORM_AUTORUN」の配布量増加に従って「MAL_OTORUN」の報告数も増加している。こうしたことから、USBメモリなどのリムーバブルメディアを感染経路として狙う手法は定番化の様を呈しており、攻撃者には不正プログラムを侵入させるための有効な手口として認識されているようだとしている。

 また、11月度の感染被害報告ランキングでは、不正なWebサイトに誘導する不正プログラム「MAL_HIFRM」が2位、「JS_IFRAME」が5位にランクインしている。これらの不正プログラムは悪意のサイトに埋め込まれているほか、正規サイトが改ざんされて埋め込まれるケースも多く確認されており、この手法も攻撃者の狙い目となっているとしている。

 トレンドマイクロでは、不正なWebサイトへの誘導はもちろん、USBワームも感染後にWebサイトから別の不正プログラムをダウンロードしてくる例がほとんどで、不正プログラムの多重感染を防ぐためには、セキュリティ対策ソフトのWebサイト安全性評価機能などを利用することが有効だと指摘している。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20081202062731.html

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( 三柳英樹 )
2008/12/03 16:55

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