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ソニーとミクシィ、mixiの新着表示ウィジェット「mixi checker」


mixi checker
 ソニーとミクシィは4日、ソニーのウィジェットサービス「FLO:Q」において、SNS「mixi」の新着情報などを表示できるウィジェット「mixi checker」の提供を開始した。FLO:Qの特設サイトのほか、mixiの特設サイトからも無償でダウンロードが可能。対応OSはWindows Vista/XPおよびMac OS X 10.4以降。

 mixi checkerは、ミクシィが「mixi Platform」開放の一環として、パートナー向けに提供しているサービス「mixi Connect」を利用し、実現したもの。ソニーが開発・提供しているウィジェットサービス「FLO:Q」のウィジェットとして、マイミクシィの新着日記や足あとなどmixiの新着情報を表示できる。FLO:Qは、Adobe AIRを使用したウィジェット環境で、mixi checkerをインストールすると、Adobe AIRやウィジェット管理ツールの「FLO:Q Manager」も同時にインストールされる。

 ウィジェットは情報を1行で表示するティッカー表示と、新着情報をまとめて表示するリスト表示の2種類があり、新着情報があった場合には吹き出し形のメッセージも表示される。ウィジェットで確認できる情報は、マイミクシィの新着日記、参加コミュニティの最新の書き込み、自分の日記への新着コメント、新着メッセージ、マイミクシィ追加リクエスト、足あと。情報は5分ごとに自動更新される。また、mixi checkerウィジェットのデザインを変えることができるスキン機能も用意されている。

 また、ソニーでは、mixi checkerウィジェットを通じた新たな広告ビジネスとして、博報堂DYメディアパートナーズを通じて、ウィジェットに企業広告を配信するサービスを実験的に開始する。


ティッカー表示にしたところ スキン機能によりデザインを変更できる

ウィジェットとユーザーコミュニケーションは相性がいい

ソニー FLO:Qプロジェクト室長の竹下直孝氏
――なぜmixiのウィジェットを提供することにしたのでしょうか

竹下氏:コンテンツとしてとらえた場合に、mixiのようなコミュニケーションコンテンツは、ウィジェットとの相性がとてもいいと考えていました。今回のウィジェットのコンセプトは「コミュニケーションを楽しく便利にする」というもので、ウィジェットならではの表現力を活かしてコミュニケーションを可視化してより楽しくすることと、常時起動しておけば新着情報を教えてくれる便利さという点をアピールしていきたいと考えています。

 ウィジェットのターゲット層としては、20〜30代の女性、仕事でPCの利用時間が長く、mixiでのコミュニケーションが活発なユーザーといったあたりを想定しています。デスクトップの壁紙やアイコンを変えるような感覚で、自分のデスクトップに置いておける可愛いツールとして、マイミクシィの新着日記などの情報を作業の合間に確認するといった使い方をしていただければと思います。

――FLO:Qのユーザー層に女性は多いのでしょうか

竹下氏:現在のFLO:Qのユーザー層は大きく2つに分かれています。1つは20〜30代の女性で、FLO:Qではブログパーツも配布していますので、そこからデスクトップウィジェットにも関心を持ってもらったと思われるユーザー層です。もう1つは30代を中心とした男性で、こちらは主にウィジェットに技術的な関心を持っている層です。女性層では、これまでウィジェットは使ったことがなかったという方も多いのですが、継続利用意向は女性の方が高い傾向があります。

 FLO:Qのサービス拡大戦略としては、まずはシンプルにコンテンツに興味を持ってもらうこと、使ってみたいと思えるコンテンツをより多く提供することを重視しています。ウィジェットという単語を聞いたことのない人にも使ってもらいたいと考えています。そのために積極的にクリエイターや企業と連携して、コンテンツバリエーションを拡大していこうとしています。9月には「100人のクリエイターと創る100個の時計」というテーマで、100種類の時計ウィジェットを配布する「Time is Design」という企画を実施しましたが、これにより3カ月間で新規ユーザーが約5万人増えました。企業とのコラボレーションは2008年度中には30社まで拡大する予定で、今回のmixi checkerもそうしたコラボレーションの一環としてリリースしました。

――ウィジェットを初めて使ってもらうには、インストールなどのハードルをどうクリアしてもらうかが課題となりそうですが

竹下氏:ウィジェットはダウンロードからインストール、起動までを1クリックで簡単に行えるようにしています。仕組み的には環境としてAdobe AIRを利用していて、さらに「FLO:Q Widget Manager」というウィジェットを管理するツールがあるのですが、これらはすべてmixi checkerと同時に自動でインストールされるので、簡単に使うことができます。


広告配信では「企業スキン」をカスタム制作して配信するモデルも提供する
――今回のmixi checkerは新着情報などをチェックする形になっていますが、日記を投稿するような機能を設ける予定はありますか

竹下氏:簡単に使ってもらえるように、まずはビュワーとしての機能に特化しました。ただ、ウィジェットの画面はタブ構造になっているので、将来的には「書き込み」タブのようなものを設けることも考えられます。ただ、ウィジェットの作成にあたっては簡単に使えることと、軽く動作することに気をつかっています。継続的に生活の一部として使ってもらうためには、複数のウィジェットを立ち上げた場合でも重くならないことが大事です。

――広告ビジネスも展開するということですが、ウィジェットへの広告は

竹下氏:mixi checkerでは、ウィジェット内にテキスト広告とバナー広告を表示回数やクリック数に応じて継続的に配信するスポット広告のモデルがあります。さらに、スキン機能を利用して、カスタマイズ制作した「企業スキン」を特定期間中に配信するタイアップ広告のモデルを用意しています。このモデルは、ユーザーへのアピールとしてウィジェットは作りたいけれど、自社ではあまり強いコンテンツを持っていないという企業に対して最適だと考えています。

 ウィジェットが持つ「ユーザーとの接触時間を増やす」という特性は、企業にとっても有効なマーケティングツールになると考えています。とは言っても、自分のデスクトップにわざわざバナー広告を貼りたいというユーザーはいないでしょう。ユーザーにとって有益なツールでなければインストールはしてもらえません。そうした意味で、ユーザーコミュニケーションをコンテンツとして、そこに企業からの広告メッセージを適宜配信するという今回のようなモデルは有効ではないかと考えています。今後はこうしたモデルを、たとえばニュースメディアのような豊富なコンテンツを持つ企業などと組んで展開できればと思っています。

――ありがとうございました。


関連情報

URL
  mixi checker配布サイト
  http://simple.floq.jp/portal/mixi.html
  mixi内の特設サイト(要ログイン)
  http://mixi.jp/pr.pl?id=130
  FLO:Q
  http://floq.jp/

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ソニーのFLO:Q、著名人デザインの時計ウィジェット100種類を配布(2008/09/11)


( 三柳英樹 )
2008/12/04 15:07

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