マイクロソフトは18日、Internet Explorer(IE)用のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)「MS08-078」を緊急公開した。対象OSはWindows Vista/XP/2000およびWindows Server 2008/2003で、Microsoft Updateなどを通じて配布している。
「MS08-078」では、IEに見つかった1件の脆弱性を修正する。これは、特別に細工されたWebページを表示すると、リモートでコードが実行される可能性があるものだ。深刻度は、IE 7/6/5.01において最も高い“緊急”とレーティングされている。このほかIE8 Beta 2にも影響するとしており、同バージョンでもパッチの適用を推奨している。
この脆弱性を悪用するIE7をターゲットにしたゼロデイ攻撃が12月9日ごろから確認されており、マイクロソフトでは12月11日にこの問題に関するセキュリティアドバイザリを公開。回避策などを紹介していたが、今回、定例外のセキュリティ修正パッチを提供して対応するに至った。
関連情報
■URL
マイクロソフト セキュリティ情報 MS08-078 - 緊急
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms08-078.mspx
■関連記事
・ IE7にパッチ未提供の脆弱性、MSがセキュリティアドバイザリを公開(2008/12/11)
・ マイクロソフト、IEの脆弱性修正パッチを18日に緊急公開(2008/12/17)
・ マイクロソフトの緊急セキュリティ更新「MS08-078」を確認する(2008/12/18)
( 永沢 茂 )
2008/12/18 11:58
- ページの先頭へ-
|