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FTTHのシェアはNTT東西が73.4%で拡大傾向、総務省調査


 総務省は24日、電気通信事業分野の競争評価の一環として、2008年度第2四半期(9月末)のシェアデータを公表した。

 ブロードバンド全体の契約数は2974万3000件で、前期(2008年6月末)から1.4%増加。内訳は、FTTHが1375万6000件(前期比5.1%増)、DSLが1196万7000件(同2.6%減)、CATVインターネットが402万件(同1.6%増)など。

 事業者シェアは、NTT東西の合計が48.5%(前期比0.7ポイント増)、ソフトバンクグループが15.6%(同0.6ポイント減)、イー・アクセスが6.1%(同0.1ポイント減)で、NTTグループのシェア拡大傾向が続いている。

 FTTHの事業者シェアは、NTT東西が73.4%(前期比0.5ポイント増)、電力系事業者が10.3%(同0.1ポイント増)、KDDIが5.5%(同0.1ポイント減)など。NTT東西のシェアは、戸建ておよびビジネス向けでは78.6%、集合住宅向けでも66.3%で、いずれも拡大傾向が続いている。

 DSLの事業者シェアは、ソフトバンクBBが38.0%(前期比0.1ポイント増)、NTT東西が36.3%(同0.2ポイント減)、イー・アクセスが15.1%(同0.3ポイント増)、アッカ・ネットワークスが7.3%(同0.2ポイント減)など。シェアの割合は前期とほぼ同様だが、契約数は減少傾向が続いている。

 IP電話の利用番号数は1905万(前期比4.2%増)で、OABJ番号の利用数は951万(同9.9%増)と増加が続く一方、050番号の利用数は953万(同1.0%減)と減少。利用番号シェアは、NTT東西が35.7%(前期比1.4ポイント増)、ソフトバンクBBが22.6%(同1.4ポイント減)、NTTコミュニケーションズが16.2%(同0.6ポイント減)など。また、0ABJ番号については、NTT東西が71.4%(同1.0ポイント減)、KDDIが12.0%(同1.2ポイント増)などとなった。

 加入電話(NTT加入電話、直収電話、OABJ-IP電話、CATV電話の合計)の契約数は5887万(前期比0.1%減)。内訳は、NTT加入電話が4363万(同2.1%減)、直収電話が470万(同0.5%増)、0ABJ-IP電話が951万(同9.9%増)など。加入電話全体に占めるNTT東西のシェアは85.6%(前期比0.7ポイント減)で、わずかではあるが減少傾向にある。

 移動体通信(携帯電話・PHS)の契約数は1億942万(前期比1.0%増)と微増。事業者シェアは、NTTドコモグループが49.3%、KDDIが27.8%、ソフトバンクモバイルが17.9%、PHS他が4.9%。前期との比較では、NTTドコモグループとKDDIがいずれも0.2ポイント減、ソフトバンクモバイルが0.2ポイント増となっている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/081224_4.html

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( 三柳英樹 )
2008/12/24 19:12

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