ヤフーの井上雅博代表取締役社長は5日、2009年の年頭訓示で、同社の成長に伴い見逃していた無駄が「ぜい肉」のようにたまっていると述べ、今後は「メタボ」を解消することでヤフーの次の成長につなげていきたいとの考えを示した。
井上社長は過去2年間の取り組みについて、「ソーシャルメディア化」「Everywhere化」「地域・生活圏情報の充実」「オープン化」という4つの戦略を展開してきたと説明。一方、成長を優先したために「無駄が『ぜい肉』というか『内臓脂肪』のようにたまっている」と指摘し、このままではヤフーが「メタボ」になると現状を危ぐした。
「人間だと『メタボ』を放置すると『突然死』というのが待っているわけで、企業としても、この環境下で、ぜひ『メタボ』を解消していきたいと思っています。目指すところは『オリンピック選手並の体脂肪率』。やはり『日本一、世界一』を目指していくためには、(企業として)『そのぐらいの引き締まった体つきにしよう』ということです。そのことが次の成長につながっていくと考えています。」
また、不況については、「『3年は続く』とも言われていますが、その3年間をしっかりと生き延びて、さらに成長していけるような会社にしていく」と意気込みを示した。その上で、「飛躍につながるような画期的なビジネスを創り出す」ために、「引き締まった体」で取り組んでいきたいとした。
関連情報
■URL
Yahoo! JAPAN
http://www.yahoo.co.jp/
( 増田 覚 )
2009/01/05 13:14
- ページの先頭へ-
|