フォーティネットジャパンは6日、2009年のセキュリティと脅威の動向予測を発表した。3Gモバイルによる新しいビジネスモデルの創出がサイバー犯罪市場の拡大につながっているとして、モバイルデバイスにおけるセキュリティ対策の必要性を訴えている。
同社は、Googleが中心となって開発している携帯デバイス用OS「Android」の脆弱性は「氷山の一角に過ぎない」と指摘。高品質な音声や動画のデータをやりとりするモバイルデータサービスが登場したことにより、ウイルス感染や大きな攻撃のチャンスも生まれているとして、モバイルデバイスにおけるセキュリティ対策が不可欠としている。
また、2009年はサイバー犯罪組織が拡大すると見ており、これまで以上の金銭が闇経済に流入すると予測。現在、サイバー犯罪組織向けのサービスはボットネットやSNSとして提供されているというが、今後はこれらのサービスを拡大するためのアフィリエイトプログラムが増加するとしている。
このほか、オンラインゲームのアカウント詐取を狙うトロイの木馬や、大企業や政府を狙う個別の攻撃が主流になると見ている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.fortinet.co.jp/news/pr/2009/pr010609.html
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( 増田 覚 )
2009/01/07 14:46
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