日本ベリサインは6日、MD5アルゴリズムへの衝突攻撃を利用し、SSLサーバー証明書の偽造に成功したという研究者の発表を受け、MD5を利用したSSLサーバー証明書の発行を停止するなどの対処を発表した。
対象となる製品は、日本ベリサインが発行する「グローバル・サーバID」。同製品は、暗号化強度に制限のある古いWebブラウザなどに対応したサーバー証明書。「セキュア・サーバID」など、他の製品には影響はない。
日本ベリサインでは、「グローバル・サーバID」の発行を1月6日に停止。1月15日以降、署名アルゴリズムをMD5からよりセキュアなSHA-1に切り替える。これに伴い、1月6日~15日までの間、グローバル・サーバIDの発行は一時的に保留される。
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■URL
ニュースリリース
http://www.verisign.co.jp/ssl/about/20090106.html
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( 三柳英樹 )
2009/01/08 12:24
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