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初音ミクが「Windows Live Messenger」のテレビCMに登場


ニコニコメッセの概要

ニコニコメッセの画面
 マイクロソフトは8日、「Windows Live Messenger」でニコニコ動画を視聴できるサービス「ニコニコメッセ」の機能強化や普及施策について説明会を開催した。

 「ニコニコメッセ」の機能強化は12月17日に実施している。Messengerのアプリメニューから「ニコニコメッセ」を起動できるようになったほか、Messenger相手と動画再生のタイミングを同期できる「一緒に最初から再生」ボタンを追加した。また、動画ID/URLの入力欄を設けた。

 「ニコニコメッセ」の利用促進に向けた施策としては、12月17日より「ニコニコチャンネル&コミュニティ」の公式チャンネルに「ニコニコメッセチャンネル」を開設したほか、Messengerでの利用をコンセプトにした「ひとこと動画」を公開した。ニコニコ動画のカテゴリーにも「ひとこと動画」を追加している。

 「ひとこと動画」は、さまざまなシチュエーションを想定した一言を集めた動画で、「初音ミク」「妹」「警備員」「虚無僧」などのキャラクター・人物が登場する。セリフは「おはよう」「ごはん行かない?」「いま忙しいですか?」「寒いね」などを用意。Messengerの合間にニコニコメッセで「ひとこと動画」を表示し、コミュニケーションのアクセントとして利用できる。

 マイクロソフトの上代晃久氏(コンシューマー&オンラインマーケティング統括本部マーケティングコミュニケーションズ本部オンラインマーケティングマネージャー)は、企画意図について、「ウインクや絵文字を送るように動画を活用できる。動画そのものがメッセの会話に役立てられる」と話す。「ひとこと動画」は、1月末までに全631本を提供する予定で、現在は450本を公開しているという。

 また、「ニコニコメッセチャンネル」で、初音ミクによる「ニコニコメッセの歌」を公開している。「ニコニコメッセの歌」は、ニコニコメッセの使い方が歌詞になっており、A面とB面を用意する。A面は、3DCGの初音ミクがマイクロソフトの社内を歩きながら歌う内容。「鏡音リン&レン」も登場する。再生回数は12万回を超えている。B面は、ニコニコメッセからのみ視聴可能。マイクロソフト社内の様子などがわかる。

 上代氏は、「12月17日からの施策によりニコニコメッセのユーザーが数パーセントほどアップした」と説明。今後は、テレビ神奈川の番組「ニコバンYME」にて、初音ミクが登場するニコニコメッセのCM(30秒)を1月10日から放映する。なお、初音ミクが企業CMのキャラクターに起用されるのは初めてのケースになるという。このほか、「ひとこと動画」や「ニコニコメッセの歌」は、ニコニコ動画などで使える著作物の管理サイト「ニコニ・コモンズ」に素材として公開している。


「一緒に最初から再生」ボタン ニコニコメッセ上で動画IDを指定して再生可能 「ひとこと動画」「話題の動画」一覧を表示

ひとこと動画の利用イメージ ひとこと動画の一例 初音ミクが登場するCM。ニコニコメッセの歌の冒頭が流れる

関連情報

URL
  ニコニコメッセチャンネル
  http://ch.nicovideo.jp/channel/ch168

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( 野津 誠 )
2009/01/08 19:27

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