米Chumbyは8日、インターネットに接続できるデジタルガジェットの画面にネットコンテンツを配信するというビジョンを発表した。その手始めとしてSamsungと提携し、デジタルフォトフレームにインターネットコンテンツを配信するレファレンスデザインを、ラスベガスで開催中の「2009 International CES」で実演した。
Chumbyは、小さな液晶ディスプレイが付いた目覚まし時計のような形をしたガジェット「Chumby」を開発・販売している。この画面には、ニュースやYouTubeの動画、天気予報、インターネットラジオなど、30分野・1000種類以上のウィジェットを登録し、楽しむことができる。
ChumbyのCEOであるStephen Tomlin氏は、「我々のビジョンは、インターネットをすべての接続されたスクリーンに持ち込むことであり、デジタルフォトフレームは、Chumbyテクノロジーとコンテンツを数百万の家庭に提供するための理想的なプラットフォームだ」とコメントしている。
同社のこのビジョンを具現化するため、ChumbyはまずSamsungと提携し、新しいデジタルフォトフレームのレファレンスデザインを発表した。これは、インターネットに接続されたデジタルフォトフレームで、ドラッグ&ドロップで写真を整理したり、動画を共有できるほか、ソーシャルネットワークやマルチメディアメッセージ、ゲーム、インターネットラジオ、アニメ視聴、ニュース配信、天気情報、RSSフィード受信など、さまざまな機能を利用できるものだ。
SamsungとChumbyによるレファレンスデザインには、核となるハードウェアとしてSamsungのS3C6410アプリケーションプロセッサ、OSにはLinuxを採用しているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.chumby.com/pages/media_090108_ces
ニュースリリース(英文)
http://www.chumby.com/pages/media_090108_samsung
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/01/09 11:32
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