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サイトM&A時代到来か、国内で2010年度に1500件、85億円規模に


サイト売買取り引きの市場規模推移
 矢野経済研究所は9日、国内におけるサイト売買取り引きに関する市場調査の結果を公表した。それによれば、国内サイト売買市場は2010年度の予測で1500件、85億円規模に達する見込みだという。

 調査は2008年5月から12月まで、サイト売買サービス提供事業者や仲介事業者などを対象に、直接面接および電話ヒアリングにより実施した。なお、事業譲渡や企業M&Aでサイトが移行する取り引きは調査の対象外とし、サイト単体の売買取り引きのみを調査に反映している。

 2007年度の市場規模は、成約件数が270件(前年度比168.8%)、売買金額が13億円(同203.1%)。これが2010年度には成約件数が1500件、売買金額が85億円に達すると見ている。「今後は、参入企業による普及啓蒙活動や業界団体設立によるルールづくり、人材育成などが実を結び、市場は順調に拡大していく」(矢野経済研究所)。

 また、サイト売買を仲介するパターンとしては、従来の事業譲渡のように、売買取り引きを最初から最後まで手厚く支援するパターンと、マッチングサイトを通じて売り手と買い手を引き合わせ、細かな契約関係は双方に任せるパターンがあると説明。特に現在は、後者によるサイト単体に限定した売買が裾野を広げ、今後の拡大が期待されるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.yano.co.jp/press/pdf/428.pdf

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( 増田 覚 )
2009/01/09 15:52

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