情報処理推進機構(IPA)は14日、DNSキャッシュポイズニング対策に関する資料を公開した。IPAのサイトから無料でPDFファイルをダウンロードできる。
今回公開した資料では、DNSの役割と仕組み、DNSキャッシュポイズニングの脅威を解説。また、DNSキャッシュポイズニング対策の検査ツールの使用方法、DNSの適切な設定方法に関する情報などをまとめている。
DNSキャッシュポイズニングとは、DNSサーバーのデータを書き換えるなどして、ドメイン名の名前解決時に偽のIPアドレスの情報をクライアントに返す攻撃手法。ユーザーを悪意のあるサイトなどに誘導できるため、フィッシング詐欺に悪用される可能性もある。
この脆弱性をめぐっては、DNSサーバー製品の開発ベンダーが2008年7月に対策情報を公開。しかし、現在もIPAには同様の脆弱性に関する届け出が多数寄せられていることから、今回公開した資料で対策を促したいとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/DNS_security.html
DNSキャッシュポイズニング対策(PDF)
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/DNS_security.pdf
■関連記事
・ DNSキャッシュポイズニングの脆弱性、届出が急増、IPAまとめ(2008/10/14)
( 増田 覚 )
2009/01/14 16:42
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