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音声だけ消された動画の例。動画表示枠の下に「この動画には、著作権保有者から許可されていない音声トラックが含まれています。音声を無効に設定しました。」と表示されている
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動画共有サイト「YouTube」に無音のミュージックビデオが多数見られるようになってきたことが一部で話題になっている。米YouTubeは14日、その理由について公式ブログで説明した。
同社は音楽ライセンスに関係する問題だと説明。これまで、音楽レーベルやその他の著作権者が動画に含まれる音声に著作権を主張した場合、一般的には動画が丸ごと削除されていた。そのほか、YouTubeが保有する著作権をクリアした音楽に置き換えるという選択肢も用意されていた。
これに加えて今回、YouTubeでは新しい選択肢として、動画を丸ごとYouTubeから削除する代わりに、音声だけを消すというオプションを追加した。その結果、多くがこのオプションを選択したために、多数の無音ミュージックビデオが現れるようになったことになる。
著作権をめぐってさまざまな試みが行われているYouTubeのシステムについて、公式ブログでは「このシステムを構築する時に、我々は創造性を励ますこと、表現の自由、著作権者の権利を擁護すること、法律との間で適切なバランスを取るために働いている」とコメントしている。
関連情報
■URL
YouTube公式ブログの該当記事(英文)
http://www.youtube.com/blog?entry=jCz__7k2AtI
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/01/15 12:08
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