米Googleは14日、人材採用部門のスタッフ100人を削減する方針を明らかにした。経済情勢の悪化で採用数が減少したことに伴い、大半の人材採用代行業者との契約を解消していたが、社内の人材採用部門スタッフの削減にも踏み切ったかたちだ。
今回の対応についてGoogleは、「関係者には大変厳しいものとなった」と説明。削減対象となったスタッフに対しては、「Google内で新たな職務に就けることを願っている」とコメントしている。
さらにGoogleは同日、米テキサス州のオースティン、ノルウェーのトロンハイム、スウェーデンのルーレオにあるオフィスの閉鎖を発表した。同社は9月にも米アリゾナ州フェニックスのオフィスに務めるエンジニアに対して、別のオフィスへの異動を求めていた。
今回閉鎖するオフィスに勤務する70人のエンジニアの処遇については、「可能な限り雇用を継続したいが、100%は無理かもしれない」としている。その一方で、Googleの長期目標は、人材削減やグローバルな事業展開の縮小ではないと説明。今後は、より少数のスタッフでより効率的なサイトを構築していくことで、中核事業の革新が実現できるとしている。
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Google公式ブログ(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2009/01/changes-to-recruiting.html
Google公式ブログ(英文)
http://googleblog.blogspot.com/2009/01/changes-to-engineering.html
( 増田 覚 )
2009/01/15 16:38
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