同人誌即売会「サンシャインクリエイション」に参加申し込みを行ったサークルなどの個人情報がファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出したことをクリエイション事務局が18日に明らかにした。
流出した情報は、参加サークルとスタッフの個人情報。事務局によれば、「2次被害拡大の防止という観点から流出した個人情報に関するこれ以上の詳細は、ご迷惑をおかけした方々に対する個別の書簡による連絡する」としている。
流出の原因については、クリエイションの元スタッフが、個人情報を含むファイルを2002年頃より断続的に無断で自宅に持ち帰り、個人所有のPCに保存していたところ、当該PCがウイルスに感染し、Winnyのネットワーク上に流出したとしている。
クリエイション事務局では、16日夜に、関係者および問い合わせ用メールアドレスに「インターネット上に個人情報が流出している」との情報が寄せられたため、事実確認と調査を開始した。17日未明には、その旨を公式サイトで告知し、その後の調査で個人情報の流出を確認した。現在確認できているのは、同事務局が2007年4月以前に取得した個人情報だという。
クリエイション事務局ではこれまでも、個人情報を含むデータの管理についてアクセス制限などを実施していた。今後は、現在・過去にスタッフ作業を行った者に対し、データの所持状況を確認し、所持が判明した場合には削除させた上で、個人情報に関しての誓約書を取り交わすなどの対策を行う。
なお、個人情報が流出した該当者への対応と、再発防止策を徹底するため4月12日開催予定の「サンシャインクリエイション43」は中止することになった。既に当該イベントへ申し込みをしている人には返金するという。次回のイベント開催は未定となっている。
関連情報
■URL
個人情報の流出に関するお詫びとお知らせ
http://www.creation.gr.jp/
( 野津 誠 )
2009/01/19 12:42
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