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「オバマ氏が就任辞退」とのウソの情報を掲載したマルウェアサイトの例(画像提供:Panda Security)
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セキュリティベンダーのPanda Securityは19日、バラク・オバマ氏が米大統領就任を辞退したとのウソの情報を掲載し、この情報を読もうとした人のPCに悪質なファイルをダウンロードしようとするサイトが見つかったと発表した。同社の研究所であるPandaLabsでは、少なくとも40のサイトを検出したという。
PandaLabsによると、これらのサイトには「バラク・オバマ氏がアメリカ合衆国大統領就任を辞退」といった意味の見出しが掲載されており、この記事を読もうとすると、ファイルをダウンロードするように促すダイアログボックスを表示。これに従うと、数種類の悪質なファイルがダウンロードされ、PCがボットネットに組み込まれてしまうという。
なお、PandaLabsでは「すべてのドメインが、長期にわたるマルウェア攻撃の実績を持つ中国の企業に買われていることから、この攻撃は中国から来ている」と見ているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.pandasoftware.jp/scripts/panda/vb_bridge4.dll?VBPROG=user_call&IF=LIST&ID=799098798161&PG=news_detail.xsl&CATNUM=4
PandaLabsブログの該当記事(英文)
http://pandalabs.pandasecurity.com/archive/Malware-Campaign-Impersonates-Barack-Obama_2700_s-Website.aspx
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( 永沢 茂 )
2009/01/20 19:45
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