米Googleは22日、2008年第4四半期(10~12月)の決算を発表した。売上高は、前年同期比18%増の57億ドルと増加したが、GAAP(一般会計原則)ベースの純利益は3億8200万ドルで、前年同期比68%減となった。
売上高の67%にあたる38億1000万ドルが、Googleが保有するサイトからの売上となる。前年同期から22%、前四半期から4%増加した。AdSenseの提携サイトからの売上は、全体の30%にあたる16億9000万ドルで、前年同期から4%、前四半期から1%の増加にとどまった。提携サイトに分配されるトラフィック獲得コスト(TAC)は14億8000万ドルで、広告収入の27%に相当する。
売上のうち50%にあたる28億6000万ドルが米国以外からのものだった。これに関してGoogleでは、仮に外国為替相場が2008年第3四半期のレートを維持していれば、売上はあと3億3400万ドル、2007年第4四半期のレートを維持していれば2億6600万ドル上乗せされたはずだとしている。
Googleのエリック・シュミットCEOは「世界的な低迷が今後どれだけ続くかは見えないが、我々が長期を見据えている点は変わらない。我々は、Googleのコアである検索と広告事業とともに、ディスプレイ広告やモバイル、エンタープライズといった重要戦略分野に投資し続ける」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/revenues_q408.html
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( 永沢 茂 )
2009/01/23 21:10
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