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IE8インストール時の注意点、Windows XP SP3の場合は要確認


 米Microsoftは26日、一般公開した「Internet Explorer 8(IE8)」のリリース候補版(RC1)について、インストール時の注意点を公式ブログで解説している。

 特にWindows XP SP3の場合には注意が必要で、IE8のベータ版とWindows XP SP3のどちらを先にインストールしたかによって手順が変わってくる。

 まず、Windows XP SP3がインストールされているかどうかを、マイコンピュータのプロパティー画面から確認した後、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」メニューで、IE8ベータ版がグレーアウトされているかどうかを確認する。

 もしSP3がインストールされており、IE8ベータ版がグレーアウトされて削除できない状態になっている場合は、IE8 RC1をインストールすることはできるものの、それ以降、IE8もWindows XP SP3もアンインストールすることはできなってしまう。今後アップデートされたIE8をインストールすることは可能だが、それをアンインストールすることもできなくなる。

 この状況を避けるため、Microsoftでは以下の手順を強く推奨している。まず、Windows XP SP3をアンインストールし、IE8ベータ版もアンインストールする。その上で、Windows XP SP3を再インストールし、その後IE8 RC1をインストールするという手順となる。

 また、Windows XP SP2のマルチコア環境の場合には、更新プログラム「KB932823」または「KB946501」の適用が必要となる。

 Windows VistaとWindows Server 2008の場合には、インストール手順はより簡単になる。IE8ベータ版が存在している場合でも、以前のように手動でアンインストールする必要はなく、RC1のインストーラを実行すると、自動的に上書きされることになる。最後に再起動すれば、インストール作業は終わりだ。

 注意点としては、更新プログラム「KB937287」がインストールされていないとIE8 RC1のセットアップを完了することができないため、事前に確認しておく必要がある。これは、コントロールパネルから「インストール済みアップデート」を検索することで確認できる。また、IE8 RC1のインストールにあたっては、更新プログラム「KB957388」も必要となるが、こちらはインストール時のセットアップウィザードで「最新のアップデートをインストールする」を選択することで自動的にインストールすることが可能だ。


関連情報

URL
  Internet Explorer 8ダウンロードサイト(英文)
  http://www.microsoft.com/windows/internet-explorer/beta/
  IE公式ブログの該当記事(英文)
  http://blogs.msdn.com/ie/archive/2009/01/26/internet-explorer-8-release-candidate-now-available.aspx
  IE公式ブログのインストール注意事項に関する該当記事(英文)
  http://blogs.msdn.com/ie/archive/2009/01/26/upgrading-to-internet-explorer-8-release-candidate-1.aspx


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/01/27 12:13

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