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ネット広告市場は2013年に8500億円規模に、シード・プランニング


 シード・プランニングは27日、2008年~2009年のインターネット広告市場動向調査の概要を公表した。調査対象はインターネット広告関連事業者約30社と、日本の有力広告主企業約800社。

 調査では、インターネット広告市場の規模は、2009年には前年比11.2%増の5950億円に達すると予測。今後は年率6%から13%、金額にして毎年500億円から800億円規模の成長により、2013年には8510億円となり、その後も同水準の成長が維持されれば、遅くとも2017年には媒体費のみで1兆円規模になることが見込まれるとしている。

 2009年の市場規模予測の内訳は、PCディスプレイ広告が1740億円、PCリスティング広告が1660億円、PCアフィリエイト広告が430億円、PCその他広告が750億円、モバイルWeb広告が760億円、モバイルアフィリエイト広告が250億円、モバイルリスティング広告が360億円。

 PCディスプレイ広告については、2008年には停滞感が見られるようになったが、一方ではユーザーの属性や嗜好性などによってターゲティングされた広告への需要が高まり、2009年は前年並みかやや上回る程度で推移することが見込まれるが、景気状況がさらに悪化すれば前年を下回る可能性もあり得ると予測している。

 検索連動型広告に代表されるPCリスティング広告については、2008年は前年を20%上回っており依然として高い成長率で、2009年以降も成長トレンドはやや緩やかになりながらも、今後も市場全体を牽引していくことが見込まれるとしている。

 このほか、モバイル広告市場については2008年も急成長を遂げたが、2009年には景気悪化の影響により一時的に新たな広告主によるモバイル広告利用の広がりが緩やかになることが想定されると予測。また、アフィリエイト広告市場については、モバイルアフィリエイト広告の需要拡大が市場を牽引し、PCアフィリエイト広告も2008年後半から回復の兆しが見られており、2009年には成長が見込まれるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.seedplanning.co.jp/report/01138.html


( 三柳英樹 )
2009/01/27 18:27

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