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ヤフー第3四半期決算、景気悪化の中でも広告好調で増収増益


 ヤフーは27日、2008年度第3四半期(10月~12月)の連結決算を発表した。売上高は669億円、営業利益は331億円(前年同期比6.0%増)、経常利益は328億円(同6.5%増)、純利益は191億円(同11.4%増)。

 売上高については今年度から、従来は売上原価に計上していたパートナーサイトに支払うTAC(トラフィック獲得コスト)などを控除する方式に変更しているため直接の比較はできないが、前年度と同じ方式で比較した場合でも13.0%の増加となり、増収増益の決算となった。

 事業別の売上高は、広告事業が349億円、企業向けサービスのビジネスサービス事業が137億円、個人向けサービスのパーソナルサービス事業が183億円。

 広告事業については、景況感が悪化する中で苦戦も予想されたが、ディスプレイ広告や行動ターゲティング広告などが「予想以上に健闘」(ヤフー井上雅博代表取締役)し、前年度と同じ方式で比較した場合には、前年同期比13.0%と売上を延ばした。検索連動型広告についても、Yahoo!グループ以外の媒体での採用が増加したことから順調に売上を伸ばした。

 ビジネスサービス事業については、「Yahoo!ショッピング」が年末需要で12月に過去最高の月額取扱高を達成したほか、ファッション、食品、家電などの販売が好調。「Yahoo!オークション」はストア数の増加に加え、ストアロイヤルティの値上げも寄与して順調に推移した。Yahoo!ショッピングとYahoo!オークションの合計ストア数は12月末で3万2673店舗に達し、前年同月末に比べて2450店舗増加。特にモバイル経由の取扱高が増えたとしている。

 パーソナル事業については、Yahoo!オークションの総取扱高が前年同期比で約3%減となる1878億円にとどまり、システム利用料収入が微減。有料会員サービス「Yahoo!プレミアム」は会員費を値上げしたが、12月末の会員ID数は過去最多の726万IDに達し、「大きな混乱もなく売上増加に寄与した」(井上氏)。このほか、「Yahoo!パートナー」「Yahoo!コミック」「Yahoo!縁結び」などの課金コンテンツも好調だったとしている。

 第4四半期の見通しは、売上高が663億~691億円、営業利益が338億~354億円、経常利益が335億~351億円、純利益が195億~205億円で、第3四半期からはほぼ横ばいか微増のの予想。井上氏は「引き続き不透明な景況感を前提として、販管費の削減を徹底する」とコメント。六本木ヒルズや汐留に分散するオフィスを東京ミッドタウンに集約して賃借料・水道光熱費などを削減するとともに、業務委託費や残業費の適正化などを進める考えだ。なお、今回の決算説明会はヤフーの社内で行われたが、「ホテルではなく社内でやるのも費用削減」と話した。


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  ヤフー IR関連情報
  http://ir.yahoo.co.jp/

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( 増田 覚 )
2009/01/27 19:10

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