米Yahoo!は27日、2008年通期および第4四半期(10月~12月)の決算を発表した。第4四半期の決算は、売上高が18億600万ドル(前年同期比1%減)、純損失が3億300万ドルで、前年同期の純利益2億600万ドルから赤字に転落した。
損失の主な理由は、海外事業でのれん代償却による特別損失を計上したことや、リストラ費用として1億800万ドルを計上したことによるもの。
売上高からトラフィック獲得コストを除いた金額は13億7500万ドル(前年同期比2%減)。市場別では、米国での売上高は13億3800万ドルで前年同期から2%増加したが、米国外での売上高は4億6800万ドルで前年同期から10%減少と落ち込んだ。
2008年通期の決算は、売上高が72億900万ドル(前年比3%増)、純利益が4億2400万ドル(前年比2%減)となった。
決算について、1月13日にYahoo!のCEOに就任したCarol Bartz氏は、「困難な経済状況にもかかわらず、調整後のキャッシュフローでは業績予想の中間値を上回ることができた。積極的なコスト管理を行う一方で重要な投資も行っており、今後景気が上向いた際には浮かび上がれる良い位置につけている。我々にはしなければならない作業があるが、私はYahoo!の好機に期待している」とコメントした。
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■URL
ニュースリリース(英文、PDF)
http://files.shareholder.com/downloads/YHOO/532226725x0x268250/43268c65-53c3-4b3c-8a10-2c8018a6c80a/YHOO_Q4FY08PressReleaseFinal.pdf
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( 三柳英樹 )
2009/01/28 13:02
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