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ロイターや朝日新聞ら、富裕層ターゲットのアドネットワーク開始


(左から)朝日新聞社デジタルメディア本部長の大西弘美氏、トムソン・ロイター・ジャパン−マーケッツ・ディビジョン メディアゼネラルマネージャーの楠山健一郎氏、ソネット・メディア・ネットワークスの穂谷野智代表取締役社長
 トムソン・ロイター・ジャパン−マーケッツ・ディビジョン、朝日新聞社デジタルメディア本部、ソネット・メディア・ネットワークスは12日、ビジネスマンや富裕層をターゲットにした広告商品「ビジネスプレミアムネットワーク(以下BPN)」を発表した。

 BPNは、主にビジネスパーソンや経営者、富裕層などをユーザーとする新聞社、雑誌社、通信社が参加するアドネットワーク。サービス開始当初は、「ロイター.co.jp」「asahi.com」「AFPBB News」「jiji.com」「ダイヤモンドオンライン」「東洋経済オンライン」「プレジデントロイター」「CNN.co.jp」が参加する。

 朝日新聞社デジタルメディア本部長の大西弘美氏は、BPNについて、「1次配信の媒体が主導して立ち上げる日本最大級のアドネットワーク」と説明する。参加媒体合計で月間1億PV規模、3000万人のユニークユーザーを有する広告媒体になるという。「1社単独ではビジネス層へのターゲティングは難しいが、専門性を持つ媒体が組むことで、プレミアム感の高い広告商品になる。既存メディアにとっては厳しい時代だが、ライバル同士が組むことで業界の新しい風になれば」と語った。


ビジネスマンへのターゲティングで大手と差別化

参加メディア
 トムソン・ロイター・ジャパン−マーケッツ・ディビジョンのメディアゼネラルマネージャーである楠山健一郎氏は、米国の事例を元にアドネットワークを説明した。昨今のトレンドとして、「広告主はアドネットワークに対し、ターゲティングを求めている。そこで、専門サイトを中心にした垂直型アドネットワークが注目されている」という。

 BPNの設立趣旨としては、「サイトスケールの小さい専門媒体を束ねることで、スケールの大きな広告メディアを作る」「プロが調査・編集した価値のあるコンテンツを価値のある値段で販売する」「ビジネス系ではナンバー1のアドネットワークを作る」ことを掲げており、ビジネスマンや富裕者にリーチできる垂直型ビジネス系アドネットワーク商品が特徴という。

 既存のアドネットワークとの違いは、「垂直型アドネットワークでビジネス層を深掘りしている」「パートナーには自社コンテンツを配信しており、ブランド力と歴史のある媒体を選別している」「参加媒体が明確に見えることで、広告主に安心感を与える」ことだという。想定広告主は、金融機関や自動車メーカー、家電メーカー、不動産、B2B向け商品などを挙げる。


ユーザー属性
 BPN参加媒体のユーザー属性としては、男性が82%を占めるほか、40歳以上のユーザーが合計で70%に上るという。また、経営管理職および上級管理職に就くユーザーは23%、年収1000万円以上のユーザーは全体の22%と説明した。

 楠山氏は、「Yahoo!やGoogleといった大手のアドネットワークに対抗するのではなく、専門サイトとしてのオンライン戦略を追求していくべきだと考えたとき、ユニークユーザー数では大手にかなわないが、ビジネスに特化した属性にはリーチできる。これによって業界に新しい布石を投じたい」と述べた。

 ソネット・メディア・ネットワークスの穂谷野智代表取締役社長は、広告メニューについて説明した。課金形態はCPM。原稿はレクタングルとスーパーバナーになる。レギュラーメニューの場合、配信単価は1.2円(50万imp〜)からで、配信期間は1カ月。枠数を限定し、imp数を増量したパッケージメニューも用意する。販売開始は2月12日からで、広告配信開始は4月を予定。年間3億円の売り上げを見込む。


垂直型アドネットワーク BPNのポジション サービス開始当初のメニュー

関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.so-netmedia.jp/news/pdf/pr_release_20090112a.pdf

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( 野津 誠 )
2009/02/12 19:10

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