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カリフォルニア大学ロサンゼルス校の講義動画の例
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動画共有サイト「YouTube」は12日、一部の動画のダウンロード実験を開始したことを正式に発表した。
動画のダウンロード機能は、1月にバラク・オバマ米大統領の公式チャンネルで確認されていたものだが、今回、正式に発表されたことになる。
動画をダウンロードするには、動画プレーヤーの左下に表示される「Download this video」リンクをクリックすればよい。ファイルはMP4形式でDRMは使用されていない。
実験では、無料ダウンロードのほかに、Google Checkoutを使って少額料金で動画をダウンロード販売する実験も行う。この場合、YouTubeのコンテンツパートナーは価格を自ら設定し、どのライセンスでダウンロードを許可するか選択できる。
ライセンスとしては、個人でかつ非商用利用のみが可能なライセンスなどもある。また、パブリックドメインあるいはクリエイティブコモンズライセンスなどを選択した場合には、ユーザーは動画を利用して新たな作品を作るなど、再利用できることになる。
現在開始されているこの実験では、大学の講義の無料ダウンロードが行われている。スタンフォード大学、デューク大学、カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、UCTV(カリフォルニア大学のテレビ番組)の講義が提供されている。これらの動画は、教室で上映したい場合や教室にインターネット接続がない場合、旅行中などに見る際などに適しているといえるだろう。
また、少数のYouTubeパートナーは、新たな配布方法の模索や、収益を上げるためのツールとしての実験を行っているという。
現在、この実験はパイロットテストの段階であり、ごく少数の米国内のパートナーのみが参加できるとしている。
関連情報
■URL
YouTube公式ブログの該当記事(英文)
http://www.youtube.com/blog?entry=Mp1pWVLh3_Y
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・ YouTubeに動画ダウンロード機能追加、オバマ氏の公式動画で表示(2009/01/20)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2009/02/13 11:54
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