ソフトバンクモバイルは、次世代の無線通信技術である「LTE」(Long Term Evolution)の実験局免許を2月16日に取得し、17日より茨城県水戸市内でフィールド実験を開始する。
国内の携帯電話で利用されている通信方式は第3世代(3G)にあたり、最近では通信速度を高速化した第3.5世代(3.5G)が主流になりつつある。次世代の通信方式は第4世代(4G)となるはずだが、4Gの通信方式は確定していない。一方、3G方式をベースにしながら、更なる高速化を図る通信方式の開発が進められており、これらの通信方式は第3.9世代(3.9G)と呼ばれることがある。
「LTE」は、3.9Gとされる通信技術。国内では、ドコモやauが将来的に採用する方針を明らかにしているほか、ソフトバンクモバイルも実用化に向けた検討を進めてきた。今回、ソフトバンクモバイルが行う実験は、商用装置に近いシステム構成で屋外での電波伝搬特性や干渉特性、スループット、モビリティ、空間多重機能(MIMO)などの検証が行われる。
実験期間は2月17日~12月31日。茨城県水戸市内で基地局3カ所を設け、実験用の携帯電話端末3台を用いる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090217_01/
( 関口 聖 )
2009/02/17 19:16
- ページの先頭へ-
|