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2月の月例パッチ「MS09-002」の脆弱性を狙う攻撃が早くも登場


 トレンドマイクロは18日、2月11日にマイクロソフトが公開したセキュリティ更新プログラム「MS09-002」の脆弱性を悪用する不正プログラムを確認したことを、同社公式ブログで明らかにした。既に日本国内の顧客からも検体の提供を受けているという。

 「MS09-002」は、マイクロソフトが2月11日に公開したばかりの、Internet Explorer 7(IE7)に関するセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)。修正パッチの公開時点では、脆弱性の詳細な情報は一般に明らかにされていなかったが、公開後1週間で早くも悪用が確認された。

 攻撃の手順としては、ユーザーが悪意のある文書ファイル「XML_DLOADER.A」によって悪意のあるWebページに誘導され、そのWebページに「MS09-002」の脆弱性を狙ったコード「HTML_DLOADER.AS」が含まれる。さらにこの攻撃により、バックドア型のウイルス「BKDR_AGENT.XZMS」がインストールされるという。

 トレンドマイクロでは、今回の攻撃は日本国内の一部組織から被害報告を受けているもので、現時点では広域に広がっている事例ではないと説明。ただし、他の攻撃への転用は比較的容易だとして、修正パッチの早期適用などの対策を呼びかけている。


関連情報

URL
  トレンドマイクロ セキュリティブログの該当記事
  http://blog.trendmicro.co.jp/archives/2581
  HTML_DLOADER.AS(トレンドマイクロ)
  http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=HTML_DLOADER.AS
  XML_DLOADER.A(トレンドマイクロ)
  http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=XML_DLOADER.A


( 三柳英樹 )
2009/02/18 13:34

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