アイティーブーストは20日、レンタルサーバー事業を手がける旧子会社「エクスビット」の顧客情報が2006年8月にファイル共有ソフト「Winny」のネットワーク上に流出したことを公表した。顧客情報を自宅に持ち帰ったアイティーブーストの従業員が、Winnyを介してウイルスに感染したことが原因だという。
従業員は、会社のPCから顧客情報を含むメールデータを持ち出して自宅の私物PCに保存。そのPCを自宅のネットワークに接続し、Windowsのフォルダ共有を設定していた。その後、自宅のネットワークに接続されている別のPCでWinnyを利用していたところ、2006年8月にウイルスに感染し、顧客情報を保存したPCから情報が流出した。
流出したのは92人分で、うち40人分は氏名のみが記載されていた。一部には氏名のほか社名、電話番号、メールアドレス、ドメイン名などが含まれていた。今回、情報が流出した顧客に対しては、個別におわびするとともに、流出したデータの内容を伝えるとしている。
【お詫びと訂正 2009/02/27 11:10】
記事初出時、ウイルス感染および情報が流出した期日を「2008年6月」と記載しておりましたが、正しくは「2006年8月」です。お詫びして訂正いたします。
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■URL
ニュースリリース
http://www.itboost.co.jp/news/090220.php
( 増田 覚 )
2009/02/25 20:03
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