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「Thunderbird 3」ベータ2の画面
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Mozillaは26日、メールソフト「Thunderbird 3」のベータ2を公開した。Windows版、Mac版、Linnux版が用意されており、日本語版を含む各国語版が、Mozilla子会社「Mozilla Messaging」のサイトからダウンロードできる。なお、ベータ版はテスト目的と位置付けられており、開発者やテスト目的以外での利用は推奨されていない。
Thunderbird 3は、メールソフト「Thunderbird」の次期バージョンとして、現在開発が進められている。新バージョンでは、ユーザーインターフェイスとしてタブ表示を採用し、メールの本文やフォルダ、カレンダーなどをタブにより切り替えることができる。
ベータ2では新たに、メールのアーカイブ機能を追加。この機能はGmailで採用されているアーカイブ機能を参考にしたもので、受信トレイの一覧からは外したいメールを、「アーカイブ」として別に保存しておくもの。メールの閲覧画面には「アーカイブ」ボタンが設けられており、ボタンを押すとメールがアーカイブ用のフォルダ(Archivesフォルダ)に保存される。
また、ベータ2では、メールサーバーとの送受信やユーザー操作、エラーなどの情報をまとめて確認できる「Activity Manager」(日本語版では「イベントログの管理」)機能を追加した。現時点では、メッセージの移動、コピー、削除、IMAPの自動同期のみしか確認できないが、今後さらに多くの情報を確認できるようにするという。
Mozilla MessagingのCEOを務めるDavid Ascher氏のブログによれば、次に公開するThunderbird 3のベータ版が、最後のベータ版になる予定だとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.mozillamessaging.com/en-US/about/press/archive/2009-02-26-01
Thunderbird 3 ベータ2 リリースノート(英文)
http://www.mozillamessaging.com/en-US/thunderbird/3.0b2/releasenotes/
David Ascher氏のブログの該当記事(英文)
http://ascher.ca/blog/2009/2/26/thunderbird-3-beta-2/
■関連記事
・ 「Thunderbird 3 Beta 1」公開、タブ表示など新機能を搭載(2008/12/10)
・ Thunderbirdなど開発のための新会社「Mozilla Messaging」が業務開始(2008/02/19)
( 三柳英樹 )
2009/02/27 13:55
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