さくらインターネットは6日、同社の西新宿データセンターにおいて2008年12月に発生した電源障害の原因と再発防止策について発表した。
この障害は12月19日12時35分ごろに発生。電源設備からの発煙により一部電源の供給が停止し、収容しているインターネットサービスに影響が出た。SNS「GREE」やブログサービス「SeeSaaブログ」なども利用できない状態になり、同日19時30分に復旧した。
さくらインターネットによると、消防庁の現場検証やメーカーによる解体調査、成分分析調査、再現試験などの結果、製造時において発生した組み立てミスにより電源設備が局部的に過熱したことが原因との結論を得たとしている。
障害が発生した電源設備は3月1日に交換し、正常稼働へ向けて点検・整備を行っている。一方、それ以外の電源設備については、すでに冷却ファンの追加や温度監視の強化を行っているが、障害再現実験で局部的な過熱が発生することが判明しているとして、メーカーから交換の申し入れを受けているという。障害が発生した設備以外の電源設備についてもできるだけ速やかに交換するとしている。
さくらインターネットでは、原因個所の詳しい説明やサーバールームへの影響などについて、FAQとしてとりまとめ公開している。
関連情報
■URL
西新宿データセンター電源障害に関するお知らせ
http://www.sakura.ad.jp/nishiidc/
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・ さくらインターネットのデータセンターに障害、GREEなどに影響(2008/12/19)
( 永沢 茂 )
2009/03/06 18:40
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