米McAfeeは9日、スパムメールに関する3月の月例レポートを発表した。
2月に見られたスパムメールの動向としては、スパムメールの送信先リストをドメイン名などによって分割し、それに応じてメールの内容を変化させる手法が観察されたという。
スパムメールの内容としては、レプリカの腕時計に関するスパムメールが急増し、多い時には全体の20%以上を占めた。一方、バレンタインデーに関するスパムメールは、クリスマスなど他の休日シーズンほどには多くなかったという。
McAfeeでは、スパムメールによる労働力損失額を算出。1時間に30ドルを稼ぐ従業員1人あたりで1日につき50セント、年間では1人あたり182.5ドルの損失がスパムメールの処理によって発生するとしている。また、3月は毎年スパムメールが増加する時期で、多くのスパム配信業者が利用していたホスティング業者「McColo」の遮断以降、減っていたスパムメールも急速に元に戻りつつあり、スパムメール処理のコストはさらに増加すると予測している。
関連情報
■URL
McAfee March 2009 Spam Report(PDF)
http://www.mcafee.com/us/local_content/reports/mar_spam_report.pdf
( 三柳英樹 )
2009/03/10 13:04
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