国民生活センターは11日、定額給付金の給付を装った振り込め詐欺と思われる相談が寄せられているとして、サイト上で注意を呼びかけている。定額給付金を騙った手口に関する相談が少なくとも35件確認されているという。
国民生活センターでは、市役所職員を名乗る者から「定額給付金の手続きが終わっていない」と電話があり、携帯電話を持ってATMに行くように指示されたり、「定額給付金の給付のため口座番号を教えてほしい」と市役所職員と名乗る者からの電話があった事例などを紹介している。
現在のところ、金銭を騙し取られたり、個人情報を悪用された例は確認されていないが、「今後各市区町村で手続きが本格的に開始される中で、このような行為も増加し被害が生ずるおそれもあるので、情報提供することとした」とのこと。国民生活センターは、「定額給付金の給付を装った不審な電話、振り込め詐欺」「定額給付金に関するアンケート」に注意するよう消費者に呼びかけている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20090311_1.html
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( 野津 誠 )
2009/03/11 17:38
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