日立製作所は17日、次世代の家庭用光ファイバ通信サービス(FTTH)向けに、電話局とユーザー宅端末間の通信速度を現行の10倍となる10GBbpsに高速化する技術「10G-EPON(10Gigabit Ethernet Passive Optical Network)」を用いた映像通信システムを試作し、HD映像の双方向通信に成功したと発表した。
10G-EPONは現在、IEEE 802.3avにおいて国際標準化が進められている。試作システムではIEEE 802.3avで規定されている通信距離20km、家庭用送受信器32台を分岐接続した環境において、高信頼長距離仕様を満たすビットエラー率「10のマイナス12乗」での通信品質を実現したという。
今回試作した10G-EPONシステムは、FTTH向けのほか、企業内のネットワークの回線収容や、無線ネットワークにおける基地局集線部などへの適用が見込まれるとしている。
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10G-EPONを用いた映像通信システムのイメージ
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■URL
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2009/03/0317.html
( 増田 覚 )
2009/03/17 17:44
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